A Collective of Japanese Emerging Artists

会期
2014年10月15日(水)‐11月12日(水)

会場
von Zanthier & Schulz(クーダム、ベルリン、ドイツ)

アーティスト
赤川 薫、江口 暢彌、藤井 志帆、長谷川 創、加藤 広士、川上 亜里子、風間 真悟、木下 千春、小林 雅子、黒沼 真由実、沓名 美和、前田 真治、盛田 文吾、中澤 小智子、野口 一将、野口 満一月、岡林 まゆみ、佐々木 悠介、瀬戸口 朗子、四宮 優、海野 良太、矢部 裕輔、山田 啓貴


 一方、ベルリンの目抜き通り、通称クーダムにあるザンティエ&シュルツ弁護士事務所での展示も作家達により着々と進められ、23人の作家が作品を展示しました。事務所は前年に下見していましたが、作品を設置すると全く別の場所の様に見えました。それにしても、ここまでオフィスを解放して下さるザンティエ氏と協力的なスタッフの方々に感謝しました。ヘニング・フォン・ザンティエ氏は現代アートが好きで、時々オフィスで若手作家の展覧会をするそうです。オープニングの日にはパリやコペンハーゲン、そしてバーレーンからも友達が見に来てくれたのは本当に感激でした。通常は弁護士事務所という事もあって展示時間は限られていましたが、以前にもアートの展示経験のあるザンティエ氏はクロ―ジングのパーティーもして下さいました。この時はオープニングに来られなかった方々が集まって来られました。

 作品が売れると、事務所の人が嬉しそうにシールを貼ってくれました。しかも、彼らは売り上げを全て作家に下さり、まさにボランティアで協力して下さいました。今回のベルリンでの作品搬送は殆どが個人的な手持ちで行いました。

 そして、ベルリン在住の作家、佐々木君が外務省との難しい交渉やZhantierさんとの打ち合わせも見事にこなしてくれました。彼の流調なドイツ語で大いに助けられた展示でした。

 その後、独外務省のOBが集まる素敵な倶楽部からの申し出により、ベルリン在住の団DANS作家達の展覧会が催され、好評だったと聞いております。

 滞在中、日本大使館からドイツ銀行の壮大なコレクションを見る機会も頂きました。又、ベルリンの若手作家、ホフマン君が皆にベルリンの東側のアートシーンを案内してくれたりしました。もっとも斬新なアート展示場は驚く事に以前は火葬場だった所で、未だお骨を納める場所等が残っていました。我々にとっては少々ビックリする場所でしたが、彼に言わせると「日本ではお墓でお酒飲んで花見するでしょ?」と聞かれ、確かに…。感覚の違いは面白い!と思いました。

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